
Staywayは、大阪・東京のほか、福岡・愛知・宮城に3つの支社があり、各オフィスごとにそれぞれの地域と結びつきながら事業を展開しています。
支社ではどんな人が働いてどんなことをしているの? ということで、今回は、最北端にある東北支社 仙台オフィスのメンバーと取り組みを紹介します!
東京六大学リーグ出場&社会人野球選手という異色の経歴を持つ、東北支社の支社長、山形 晃平(やまがた こうへい)さんに話を聞きました。

野球歴25年の山形さん。選手時代は最速150キロのピッチャーでした
家族の将来を考え仙台移住を決意→自分の価値を最大化できる環境を求めStaywayに
編集部:まずは個人的な質問ですが、山形さんがStaywayに入社した経緯は?
山形:転職の際、2つの条件で探していました。ひとつは仙台が拠点であること。前職は全国転勤がある会社だったのですが、妻ともうすぐ3歳になる娘への負担や、家族と過ごせる時間をなるべく多く取りたいという想いから、妻の実家がある仙台を優先的に探しました。自分の実家がある関西でも探していましたね。
もうひとつは、法人向けのサービスや商品を提供する会社で働くことです。前職では、生命保険会社で個人向けの保険を販売していました。当時はひとりひとりのお客様を大切にすることにやりがいを感じていましたが、だんだんもっと多くの人に貢献したいという気持ちが芽生えてきました。法人向けの場合、ひとつの会社が変わったら、そこで働く従業員さんたちも変わり、より多くの人に影響を与えることができると思ったからです。
この2軸で転職活動をしていたら、Staywayが完全に合致していたので、入社したいと思いました。
編集部:完全に合致とは...うれしいですね(照)
山形:最初は自分の知識が浅く、社名も知らず事業内容も全然分からなかったのですが、YouTubeでPIVOTの番組を観たり色々調べていくうちに、なんだこの面白そうな会社は...! と思いました。
まず、補助金のDX化という、今まであまり触れられてこなかったことに気づいて事業をはじめたというビジネスモデルがすごいなと。また、金融機関への支援を通して、全国約350万の中小企業を変えることができる可能性があるという規模の大きさにも惹かれ、ここでなら自分の価値を最大化できそうだなと思いました。

仙台で行われたセミナーに登壇した際の様子
野球で培った前向きなマインドと体力、キャッチアップの早さや独創性が今の仕事に活きている
編集部:ちょっと難しい質問かもしれませんが、ご自身では、どこが評価されて採用に至ったと思いますか?山形:僕は補助金の知識や関連する経験があったわけではなかったので、まずは前向きなマインドと体力面でしょうか。あとは、これまでの経験の中で新しい仕事を比較的早くキャッチアップしてきたというアピールはしたので、そのあたりを評価して採用してもらえたのかもしれないと思っています。前職の生命保険会社には11年勤めていたのですが、実は保険の販売を担当したのは最後の2年で、それ以前の9年間は野球関連の仕事をしていました。野球部の選手として4年、マネージャーとして5年ほどです。マネージャーはチームに1人しかいないポジションで、スケジュールや予算の管理といった定例業務だけではなく、自社野球部のファンをどう増やしていくか、社会人野球自体の認知度をどう上げるか、といったところも自分で考えて実行していたので、その経験が今にも活きていると感じます。編集部:そうだったのですね。まさかの経歴に驚いています…!山形:社会人野球、昔は「ノンプロ」なんて言われていたものですね。小さい頃から大学までずっと野球をやっていて、プロになることはできなかったのですが、前職の会社に野球選手として採用をいただきまして。

社会人野球選手時代の山形さん
東京六大学リーグでのプレーと、大きな挫折を通して気づいたこと
編集部:学生時代の話も聞かせてください。
山形:高校では甲子園を目指してはいましたが、ほど遠い戦績でした。大学は東京六大学リーグで、神宮球場でプレーをさせてもらいました。ありがたいことに1年生の時から試合に出していただいたのですが、逆に後半はずっとケガをしていて、満足にプレーすることができませんでした。
編集部:良いスタートからそのまま順風満帆、というわけではなかったのですね。
山形:そうですね。自分で言うのもなんですが、このケガをするまでは人生上手くいっていたと思います(笑)
自分にとっては初めての大きな挫折だったのですが、自暴自棄にならず、チームのためにできることをやろうと思えたことで、人間的に少し成長できたかなと思います。試合に出ない側に回って、サポートしてくれるメンバーの大変さやありがたみを感じたり、逆にサポート側だからこそ感じる、チームが勝った時の喜びも感じることができました。
思えば、それまでの自分は独りよがりなろくでもない人間でしたね。高校時代のチームメイトに謝りたいです(笑)
編集部:ケガを通して大きな気づきがあったんですね。
山形:はい。よく考えると、世の中のほとんどの人はサポート側だと思うんです。大きく括れば、どんな組織もトップ以外の人はみんなサポート役かなと。
そんな中で、チームが勝った時に裏方として感じた喜びのほうが、実は自分が活躍できた時よりも嬉しかったという経験は、今振り返るとすごくよかったなと思います。
だからこそ、Staywayの「中小企業や地域のポテンシャルを解放する」というミッションにすごく共感しています。
かっこいいことを語りましたが、とはいえビジネスマンとしてはまだ成長過程なので、これからやらなければいけないことばかりです。こんな人でもStaywayに入れますよ、と記事に書いておいてください(笑)
入社前にセミナー登壇! ひたすら濃かった入社〜現在までを振り返る
編集部:入社してから今までを振り返ってどうですか?
山形:一言で、濃かったなという感じですね。最初の頃は分からないことも多かったので、担当の上司と2日に1回くらいオンラインで1on1をしてもらっていました。新鮮なことばかりで、あっという間に過ぎましたね。
編集部:すでにセミナーにも登壇されていますよね。
山形:あ、あれは入社前です。「今度、仙台オフィスのビルでスタートアップのセミナーがあるから登壇してみない? 強制ではないけど」と社長に聞かれて、「はい、やります」と(笑)
それまでも自分なりに会社や事業についてインプットはしていましたが、やっぱり人に伝えることができるかどうかで自分が本当に理解しているかが分かると思うので、いい経験でした。
編集部:スタートアップの洗礼という感じですね。入社してから驚いたことや前職との違いなどはありますか?
山形:1番の違いはスピード感ですね。今は社長の佐藤さんはじめ役員陣から直接指示をもらったり、逆に提案をしたりできるので、意思決定のスピード感がすごいです。とりあえずやってみる精神を持たないといけないと思っていますね。成長のチャンスが溢れているなと感じます。
編集部:他に驚いたことやギャップはありましたか?
山形:全部オンラインで完結するんだな、ということですね。今までは出社が当たり前だったので。使うべきツールをしっかり使えば、こんなに効率的に仕事が回るのだなと思いました。日本全国、色々なところにいる社員のみなさんと、距離を感じずに仕事ができています。

社内ミーティングの様子
第0フェーズの東北支社。広大な土地に種をまき、すべてを開拓していく
編集部:東北支社の設立は今年2月で、九州支社が第1章を歩みはじめているとしたら、第0章のような状況なのではないかと想像します。東北支社のミッションや今取り組んでいることを教えてください。山形:東北支社ができた理由は、東北地方のお客様のところへできるだけ直接足を運び、提携や協業を進め、東北エリアの事業拡大を目指すためです。
今は、すべてを開拓していかないといけないところですね。金融機関や大手事業会社のお客様から、サポートをお願いする士業の方まで、すべてです。
まずは名刺配りではないですが、Staywayという会社を認識していただいて、そこから何か前に進むようなところを見つけていければいいなと思っています。今は、広大な土地に種まきをしている感じです。
編集部:芽が出ることを願いながら。
山形:そうですね。やはり、新しいものを受け入れる、導入するというのは、金融機関や大きな組織ではとくに時間がかかる部分もあると思いますので、密にコミュニケーションを取りながら、少しずつ進めていきたいと思っています。
編集部:前職では個人のお客様とやり取りしていたと思いますが、法人向けとの違いは感じますか?
山形:意思決定のハードルの高さが違いますね。個人の方はご自身と家族のことを考えて決定しますが、法人の場合は従業員全員を背負っているので、よりハードルが高いと感じます。

入社以来、東北を中心に各所へ出張。出身地である高知県にも
東北支社で働いたらどんな1日になるの? とある日のスケジュール
編集部:日によって異なると思いますが、東北支社の1日の流れはだいたいどんな感じですか?山形:だいたい社外のお客様とのミーティングが1日平均2件、社内のミーティングが1〜2件あり、その間で必要な作業をするという感じですね。僕の場合は、朝8時半くらいに作業をはじめて、9時半の朝会に参加して、午前中に社外のお客様のミーティング1件、午後に1件、間にちょこちょこ社内ミーティングがあって...という感じです。ミーティングは、基本的に仙台市外の方とはオンラインで行うことが多いですが、今は東北支社設立初期ということで、積極的に他県にも足を運んでお客様に会うようにしています。これまで岩手、福島、山形などに行きました。
〈山形さんのとある1日のスケジュール〉 ▼ 8:30〜9:30 作業💻 仙台の自宅で作業開始 ▼ 9:30〜10:00 朝会(毎日)💻 社員全員参加のオンラインミーティングで各自の1日のタスク・進捗状況・相談事項を共有 ▼ 11:00〜12:00 お客様対応💻 オンラインでお客様とミーティング ▼ 12:00〜13:00 ランチ・休憩 お昼ご飯 ▼ 13:30〜14:30 社内ミーティング💻 別拠点のメンバーと打ち合わせ ▼ 15:30〜16:30 お客様訪問 仙台市内のお客様を訪問・ミーティング ▼ 17:00〜18:00 作業💻 自宅に戻り、翌日以降のミーティング資料などを作成 ※💻=オンライン ※ 日によって異なるので、あくまでも一例です!
編集部:Staywayはリモートと出社を組み合わせたハイブリッドですが、青葉区の仙台オフィスはどのくらいの頻度で利用していますか?
山形:ふだんは自宅で仕事をしていますが、週1〜2回ほどの頻度で使っています。オフィスの周りに金融機関が多いので、そのエリアのお客様を訪問する前後にオフィスで作業することが多いです。あとは、単純に気分転換で利用することもあります。
仙台は「杜の都」と呼ばれているだけあって、緑を大切にしている街なんです。街並みも綺麗ですし、このオフィスも緑が多くて環境がとてもいいです。
編集部:山形さんは大阪での暮らしが長かったと思いますが、仙台の暮らしはどうですか?
山形:すごくいいですよ。仙台駅から車で数十分走れば緑豊かで閑静な住宅地になるので、都会と田舎が同居するちょうどよさが気に入っています。あと、夏が涼しく冬の降雪量もそこまで多くないところもいいですね。

新緑が美しい定禅寺通のケヤキ並木

仙台駅前。雲ひとつない青空
終わりがないのが野球の面白さ。次はStayway東北を舞台にエンドレスな成長を目指す
編集部:東北支社もこれから一緒に働く仲間が増えていくと思いますが、どんな人ならStaywayの環境を楽しめると思いますか?
山形:会社が掲げる3つのValuesが「Go Fun」「Be Professional」「One Team」なのですが、このどれかに合致する方がいいと思います。僕の場合は、入社時点ではプロフェッショナルではなかったので、「Go Fun」と「One Team」の2つに可能性を見出してもらったのかなと思っています。

StaywayのValues
編集部:入社の際に、これからの意気込みとして「何かのプロになりたい」と仰っていたのが印象的でした。今のところ、どんなプロになりたいと思っていますか?
山形:まずは経営者の方と同じレベルで会話できるように、経営の知識を身につけたいと思います。沢山の企業様と会話をして、知識の引き出しを増やしていきたいです。
僕と同じタイミングで入社した同期の中には、市役所で補助金の予算組みや審査をしていたり、中小企業向けのコンサルティング会社で働いていたりなど、すでに経験や知見のある人が多いんですよ。早くみんなに追いつけるように、人の2倍3倍頑張らないといけないと思ってます。
編集部:山形さんはフィジカルもメンタルも強そうなので、本当に文字通り2倍3倍頑張れそうですね(笑)
山形:小さい頃から好奇心が強く、知らないことを学んで自分のものにすることに楽しみを感じるタイプなので、とにかくどんどん吸収していきたいです。
編集部:野球もそんな感じで上達したのでしょうか。自分がどこまでいけるか、という好奇心のような。
山形:そうですね。野球って終わりがないんですよ。あの大谷翔平選手も、すべてを成し遂げているように見えますけど、「次の目標は?」と聞かれた時に「もっと野球が上手くなりたいです」と答えていました。
そんな終わりがないのが野球の面白さで、僕もひたすら練習を繰り返しながら技術を追求してきました。そういったマインド面は、たしかにStaywayでの仕事とつながる部分もあるかもしれないです。
編集部:その好奇心と精神力は、どんな領域でも通用しそうですね。
山形:野球だけではなく、それぞれの業界にすごい人がいっぱいいるので、興味が尽きないですね。Staywayも、自分と同世代の方がCOOとして活躍していたり、社長をはじめ頭の回転が速く視野が広い人が沢山いるので、本当に成長できる環境だと思いますし、日々刺激を受けています。
そんな素晴らしいメンバーがいる中で東北支社を任せていただいて、自分の成果が会社の成長や上場に直結するという環境に、大きなやりがいと責任感を感じています。
補助金だけではなく包括的に全国の中小企業を支援する、という会社が描く大きな目標に、東北から貢献できるように頑張ります。